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あのみのりパワーナス(一代交配 登録出願中品種)

青枯病抵抗性をそなえた多収型のとげなし単為結果性ナス

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特性

【予告品種】2026年春・発売開始予定



【画像提供:農研機構】

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農研機構 育成
品種登録出願中(出願公表中)
海外持出禁止(公示(農水省HP)参照)
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≪ 露地圃場で問題となっている青枯病に対して抵抗性をもち、とげなし性で多収の作業性も良い、単為結果性ナスです。≫

・青枯病抵抗性、半枯病抵抗性をもつ。
・とげなし性で多収でもあることから、営利での栽培にも向く。
・授粉作業、ホルモン処理をしなくても実が太る性質(単為結果性)をもったナス。
・果実は長卵形で、果皮の光沢に優れ、外観は良好です。
・果肉は緻密で、加熱調理するとなめらかな舌触りで美味しい。

栽培の注意

・半身萎凋病に対しては、対策が必要ですので、抵抗性台木の利用をおすすめします。

単為結果について

・単為結果性とは、授粉・受精しなくても結実・肥大する性質です。
果実が肥大するためには果実内で植物ホルモン(オーキシン等)を生産することが必要であり、 単為結果性には内生のオーキシンが関与していると考えられています。
着果促進処理は、外部からオーキシンを与えることによって強制的に果実を肥大させる技術です。
なお、キュウリの実用品種はすべて単為結果性です。
・通常のナス品種は着果に授粉作業が必要であり、 特に花粉が出にくい低温期のナス栽培では、 植物ホルモンによる着果促進処理が行われています。
この作業には多大な労力がかかり、 総労働時間の約3割にも及んでいます。 また、訪花昆虫を利用する場合は、 正常花粉形成に必要な夜温を確保するための暖房経費が必要であるとともに、 広く使われるセイヨウオオマルハナバチは外来生物法による規制対象であるため、 防虫ネット展張等さらなるコストが必要です。
このため、高齢化や市場価格低迷により脆弱化が進んでいる生産現場からは、 省力・低コスト技術の開発が強く求められています。

栽培チャート

栽培記号の読み方